そしてラジオ体操第二の前奏が流れ始める

もうひとつのブログ(みたいなもの)はここよりもさらに放ったらかしなのだが、先日、二年くらい前に書いたとある記事に、二人の方から続けて「スキ」(いいね!みたいなもの)をいただいた。

特別でもない記事が過去からピックアップされて知らない人の目に触れたという、そのカラクリについては全然分からない。もうずぅっと、閲覧数0だったから自分のサイトを見もしなかったのだが、久しぶりに確認したらその記事だけ最近、数人の人が見てくれていた。

どんな書き手さんがわざわざ「スキ」を押してくれたのだろうかと、その方々のページに飛んだら、どちらの文章もとてもすんなりさらさらと私の中に流れ込んで来るから嬉しくなった。ああ、私、こういうのが好きだったよね、今でもその感覚は忘れてなかった、懐かしいな、…と思った。

「思い」や「考え」はあってもひとりよがりの饒舌ではなく、個人的な感想や感情が過剰に漏れ出ることがない表現。その人が道を歩けば自分もその道を歩いているような視線になり、読み手なりの感想を持たらしてくれるような…。

「ブログ」とは呼ばなかった時代には、そういうテキストがもっとたくさんあった気がする。

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あちらに書くと、システム的に、ここよりもたくさんの人の目に触れる。でも、「スキ」が付くことは極端に少ないか、ない(ひとつあればいい)。だから、なんとなく周りと比べて劣るような、馴染めていないような、意識にも力量にも年代にも差があるんだなーという気がして恥ずかしくなり、足が遠のいた。

そしてここでは、そもそも知っている人にしか読まれないということに甘えている…


書くなら、もっとこの各種関節並みに固くなった心を柔らかくして動かさなきゃ! なんだろうけれど、それがなかなか難しい。心にグルコサミンとコンドロイチン。腕を前から上に上げて背伸びの運動〜。

sakurai
書かなければ忘れてしまうようなことを書き、次の日には書いたことを忘れています。1960年代生まれ。♀。肩書不定。ただの「私」でありたいんだと青臭いことを言っても、読んだらわかるただの主婦。