代わり映えしないけれど

 今日からここで書きます。

 火曜日から夏日が続いている。今日は少し風があってしのぎやすいような気もするけれど、昨日と違って家にいるので比べにくい。

 昨日と一昨日はしんどかった。いきなりの夏バテだ。外を歩くのが暑いのもそうだけれど、冷房の風に当たるのがいやだ。事務所の机の、ちょうど左上に古いエアコンがあって、風が直撃してくる。勝手に調節したりストールで肩と腕を覆ったりするけれど、帰る頃には知らないうちに冷え切っている。外に出て「あったか〜い」と思い、駅に着くまで暑さは感じないという具合。これはよくない。

 本当に疲れているとピアノを弾く気にもなれない。弾いていても眠くなる。

 相変わらずショパンのバラード一番をやっているけれど、「弾ける」の向こう側になかなか行かれない。端的に言えば下手だ。ただ、先日のミュージカルを観たあと、弾きながら「舞台」をイメージしたらゾワッとする瞬間があった。物語の始まりを思わせる重厚な前奏から、主人公の暗い表情のソロがあって、ここは何人かがいて歌い、ここで揃って袖へはけて、いきなりライティングが変わって軽快なダンスがあって……などなど、勝手な舞台演出をしながら(弾きながら)それを客席から観ている感じが気持ちよかった。ショパンにはあまり風景のようなものが思い浮かばないので(個人の感想)、自然なものが何もないステージが丁度いいのかもしれない。(あくまでも私にとっては、の話ね)

……明日のレッスンで先生の感想が今までと違ったら、面白いな。

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sakurai
書かなければ忘れてしまうようなことを書き、次の日には書いたことを忘れています。1960年代生まれ。♀。肩書不定。ただの「私」でありたいんだと青臭いことを言っても、読んだらわかるただの主婦。