いいわけがないんだ本当は

紫陽花がきれいなドライフラワーになっていた。

日に何度か利用するあの個室に座っているときに、ふっと、寂しいんだよなーと思った。

いつも、そういう気分には向き合わないで「別にいいんだもんねー」「一人が好きだもんねー」「気にしてないもんねー」で片付けているけれど、誰かと疎遠になるのも、ブログがあんまり読まれないのも好まれないのも、本当は寂しいだよなー。それはちゃんと認めようかなと思った。

なんだろ……私の何かがイケナイからだとは思っているんだけど、何をどうすることもできないから「これでいいんだもんねー」にしているだけ。自分に甘いがゆえの我慢かも。

寂しいのは人が好きだからなのよね。人付き合いは得意じゃないけど決して人が嫌いということはない。

じゃあ、ドアを開けておけよ。
いや、開けちゃおけないのよ。

それなら、愛をもって粛々と独り言をつぶやいてつぶやいてつぶやき倒し続けるしかないねぇ…

最近、ふとした縁で野上弥生子さん(明治18~昭和60)に興味を持った。Kindleには『森』という作品しかなかったので、内容も分からず読み始めたが、文章がすんなりと染みてきて、読んでいること自体がとても心地よい。そういうの、久しぶりだ。(The 独り言)

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sakurai
書かなければ忘れてしまうようなことを書き、次の日には書いたことを忘れています。1960年代生まれ。♀。肩書不定。ただの「私」でありたいんだと青臭いことを言っても、読んだらわかるただの主婦。