バラサノサ

下書きにこのタイトルとこの写真が残っていた。開いたら「サラバ」を読んだと、一行だけ書いてあった。その話はもう書いたよ。写真も一ヶ月前くらいのものだ。

休みの間にやった塗り絵は、案の定5分の1も終わらなかった。毎日コツコツやってそれだから、あとどのくらいかかるんだろう。家人はみな「まだ飽きてない?」と聞いてくる。飽きてはいないけれど、絵柄が気になってきて「私が描くならこうしないのにな」と思う。でも下手な修正を加えたらきっと崩れる。

そういえばむかし、「あなたは(お習字で)お手本通りに書く人じゃないよね」と言われたことがある。その人はお手本を下に敷いて写しながら練習し、お手本そっくりに書く人だった。当然、字も上手かったけれど、私は絶対にそれをやりたくなかった。同じに書けて褒められても嬉しくない。そして結局、下手くそなままだ。

矜持の持ち方が間違ってるな。

ピアノも、誰かの演奏をそっくり真似たくない。「いいところを取り入れる」のは好きだけど、同じことはしたくないのだ。でもそれも、ただ単に「できないから」じゃないかと言われたら、そうかもしれないな。

高校の頃、陰で「リコピー」と呼ばれている子がいた。何でも真似が上手だった。スポーツでも「形」を真似るのが得意で、すごくなんでも「出来そう」だった。実際に強くて勝つわけじゃなかったからこその陰口だったけれど、見た通りに身体を動かせるのだとすれば、それはひとつの武器だろう。

できるけどやらないのか、やってもできないのか、やらないというポリシーなのか、単にやりたくないだけなのか、まあ、そんなの自分で言ったもん勝ちだ。どうせ「やらない」んだから結果が分からない。

休みが明けて数日ぶりに外に出かけたから、ちょっと疲れている。

sakurai
書かなければ忘れてしまうようなことを書き、次の日には書いたことを忘れています。1960年代生まれ。♀。肩書不定。ただの「私」でありたいんだと青臭いことを言っても、読んだらわかるただの主婦。