訪問者10のブログ

前にも書いたけれど、ここに越して来たら一日のユニーク訪問者数が分かるようになってしまった。同じ人が日に何度も見に来てくれたとしても、それは「1」とカウントされているらしい。もちろん管理者(私)の分は含まれない。以前のところはそうではなかったので、日による違いに驚くこともあったけれど、ここではほぼ一定している。

数しか分からないとはいえ、訪問してくれている人はほとんどがお馴染みの方だと思うので、それがとても有り難い一方で、増えないということをどう捉えればいいのか、意識を変えたくていろいろ検索していたら、「読者ゼロのブログ」というタイトルの記事を見つけた。

「はてなブログ」だった。「はてな」が提供しているブログには「+読者になる」というボタンがあって、登録者数がボタンの横に数字でリアルに表示される。その登録者数が「0」と「1」の間を行ったり来たりしている……という内容が、おもしろおかしく書かれている記事だった。

その人自身も触れていたけれど、「登録読者数」=本当の読者数ではない。登録しないで読んでいる人もいるはずだ。かくいう私も「はてな」のアカウントを持っていて、以前にはブログも使ったし、いくつかのブログに読者登録もしていた。「はてな」の中にいる限り、それぞれの更新も分かって便利なしくみだった。

でも今は、「はてなブログ」であっても、読みたいものはブラウザのブックマークから見に行っている。逆に言えば、過去に「はてな」で読者登録しただけのブログはもう見ていない。「はてな」を開かなくなったからだ。

だから、読者登録数なんか当てにならないのだ。(ちなみに「ブログ村」のフォロワー数もそういうものだと思う)

それに比べて今の私は、もっとシビアな数字が分かってるんだからねー! なんて謎の対抗心を燃やしつつその「読者ゼロのブログ」という記事を読み進んで、ずずずーっと下の方へスクロールしたら、なんとそのブログ、登録読者数が「180」になっていた。

ゼロでも1でもないじゃん!

きっと、その記事も面白かったから他の記事も同様に面白くて、だんだん読者が増えたのよね。それに、今までは登録しにくかったけど、この際だから登録しちゃおうと思った人もいたかもしれない。

私の場合は、そういうこと(それが目的ではないけれど、こう書いたらそうなるかもしれないというようなこと)を先に気づいちゃったりすると、それが書けなくなるんだよね。ナチュラルに本当のことをぺらーんと書くのは勇気がいるし、自分を笑い者にするのがホント苦手だ。

……うん、べつに、はてなブログやってないし、読者登録のボタンもないのになんだよって話だけど。

実のところ、読んでくれる人が増えたらいいなーとは思うけれど、増やしたいわけでもない。でも困るほど増えることは一生あり得ないから、そんな心配はそもそもいらないのだ。
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sakurai
書かなければ忘れてしまうようなことを書き、次の日には書いたことを忘れています。1960年代生まれ。♀。肩書不定。ただの「私」でありたいんだと青臭いことを言っても、読んだらわかるただの主婦。