緑もえる草原をこえて

 「京ちゅらか」の花。「ポーチュラカ」の一種だ。

 この「ポーチュラカ」という音を聞くと、「ポーリュシカ・ポーレ」が頭に浮かぶ。「ポー」しか合ってないじゃないか! と言われればそうなのだが、思い出すんだから仕方がない。(そもそも年代によってはポーリュシカ・ポーレってなんぞやだろうけど)

 そこで改めて聞いてみた「ポーリュシカ・ポーレ」。ロシアの民謡だ。

 8小節くらいのメロディーが何度も何度も繰り返される。最初は勇ましいのだが、繰り返すごとに切なさが増してくる歌だ。

 この「ポーリュシカ・ポーレ」とセットで「フニクリ・フニクラ」も懐かしい。でも、後者はイタリア語。…なんだろう、そういう「世界の民謡」みたいなレコードがうちにあったんだろうか。

「ポーリュシカ・ポーレ」は物悲しく、「フニクリ・フニクラ」には不安を煽られた。日本語の歌詞には「そこーは地獄の釜の中 のぞこう のぞこう」とかあって、ズンズンと何かが迫ってくるようで落ち着かなかった覚えがある。

 そういえば「カチューシャ」も懐かしい。「りんごの花ほころび 川面に霞たち…」これもロシアよね。

 子供の頃に聞いて覚えている曲は、そんなふうにどちらかと言うと暗いメロディーのものが多いかもしれない。「これを聞くと、楽しくって、なんだかウキウキしたなー」という曲は、今ちょっと思い出せない。

にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

 昨日のブログ村の問題は解決しました。それについて書こうと思っていたのに京ちゅらかの写真で脱線してしまった。

sakurai
書かなければ忘れてしまうようなことを書き、次の日には書いたことを忘れています。1960年代生まれ。♀。肩書不定。ただの「私」でありたいんだと青臭いことを言っても、読んだらわかるただの主婦。