アザーズ

初めてできたのは2年前の今頃。左足のくるぶしあたりに赤紫色の痣がふたつ現れた。ぶつけた記憶もなく、痛くもない。そのうちに痒みが出てきた。掻いてしまうとどんどん赤黒くなる。素足の季節なので気になった。でも、なんだろうと思っているうちに薄れきて、冬の頃には消えていた。去年の夏にもなかったと思う。

今年の夏が近づいた頃、また痣がでてきた。前回と同じ左足だけではなく、右足のくるぶしの下にもうっすらとある。左足は複数で、夕方になると痒みが出て熱を持ったりする。痒み止めを塗ってやりすごしていたけれど、いよいよ気になって皮膚科に行くべきかと思いながら調べたら、これじゃないか? という症例に行き当たった。それが何という名前だったかは、医者に言われたわけじゃないので書かないけれど、要は、血流が悪いのが原因らしい。

静脈瘤ができるのと同じようなものだ。なりやすいのは「肥満の人」←これは当たらない。「妊娠中」…ではない、「立ち仕事が多い」…というほどでもないけど、「老化」これは否と言えない。とにかく、下肢の血流をよくすれば良くなると書いてあったので、やってみない手はない。早速、膝下の弾性ストッキングを履いて過ごしたら、あら不思議、すぐに痣が薄くなったではありませんか。

家にいるときは強圧ストッキングを履き、寝る時には足を高くして、昼はできるだけ歩いて、座っている時も足首を動かすようにして…とまあ、これから気をつけていくつもりだけれど、問題は、私自身がなにも不調を感じていなかったことだ。むくんでもいなかったし、だるいとも思うこともなかったから、単に表面的なものだと思い込んでいたのだ。

そういえば、ふくらはぎが前より細くなっていて、細い分にはかまわないなーくらいに思っていたけど、サルコペニアだっけ? 筋肉がなくなるのはいろいろ怖いのよね。育てよう ふくらはぎ(標語か)。

sakurai
書かなければ忘れてしまうようなことを書き、次の日には書いたことを忘れています。1960年代生まれ。♀。肩書不定。ただの「私」でありたいんだと青臭いことを言っても、読んだらわかるただの主婦。